2025/06/21 12:54

【ぶどう生産:菊地(30歳、アグベル歴2年) / 広報:今井 

今井:菊地さん、本日はよろしくお願いします!!

菊池:よろしくお願いします〜!

今井菊地さんのご出身はどちらになりますか?
菊地:茨城県です!
今井:山梨県出身ではないんですね!前職は農業関連のお仕事をされていたんですか?
菊地:電気関連の仕事をしていましたが、元々実家がいちご農家で幼い頃から農業には触れていました!
今井:ご実家がいちご農家!では物心ついた時から農業に携わりたいと思っていたんですね!
菊地:そうですね、漠然といつかは触れてみたいと思っていました。でも、とにかく両親が大変な思いをして昼夜問わず働いていたのも見てきたので、踏み切るまでにいけなかったです。
今井:移住をしてまで農業に転職したということは何かしら転換期があったんですね。
菊地:病気で身体を壊してしまったタイミングで自分のやってみたかった事をやろう。そう思い農業に携わる事に決めました。そこから実家の両親へは外で蓄えた知見を活かして何かしらギブをしたいなと考えるようになり、そのタイミングで茨城にアグベルが進出してきたことを知り「ここだ!」と思い、環境に身を置くこととなりました。
今井:タイミングが重なり、結果良いご縁になりましたね。
今井:実際、農業に携わってみていかがですか?
菊地:これが辛いと思ったことが一度もないんですよ。自然な中、太陽の下で伸び伸びと仕事が出来ることが1番の理由ですかね。あとはぶどう栽培は難易度がとても高いですが、その分突き詰めるべきポイントも多いですし、新しい知識や技術がどんどん出てくるので堪らなく楽しいです。実家の農業で大変なことも知っていたからこそ、今は組織で農業の大変なところや負の部分を解消していけている事にも達成感ややりがいを感じています!
今井:辛いと思ったことが1度もないのは凄いですね・・・!僕は早起きすら辛いので情けない気持ちになりました(笑)。
今井:山梨の生活はいかがですか?菊地さん山岳部の古民家で生活しているとお聞きしましたが。
菊地:楽しいですよ〜。今はバーニーズマウンテンドックの「ムク」と一緒に暮らしているんですが、散歩も自然豊かなルートを毎日ムクと一緒に開拓しています!ムクにとっても非常に良い環境で最高です。
今井:ムク本当にかわいいですね〜。地域住人との距離が近い地域かと思いますが、上手くやれてますか?
菊地:ムクがコミュニケーションの最前線にいつもいてくれるので地域の方といつも仲良くしていただいています!この間は近所の方のぶどう畑を手伝ったりもしたな〜。温かい環境ですよ。
今井:移住者からすると新規コミュニティに入ることは1つの障壁かと思いますが、微塵も感じないですね!
菊地:あと良いところをあげると、クーラーいらずで涼しいところ!巨峰など色づきに寒暖差が必要な品種もこの環境なら十分すぎるほどしっかりと色がついてくれます。水がとても綺麗なところも魅力の1つかな・・・釣りが趣味なので、近々渓流釣りに行ってみたいです!
今井:最近ではそのような環境が減ってきただけに、県内でも数少ない地域ですね!あとはアウトドアな趣味も捗りますね〜!
今井:私たちの活動している環境は富士山が常に見える環境ですが、移住してきた身からすると特別なのでは?
菊地:実は茨城県の実家からも見えるんですよね〜(笑)。でも、全然大きさが違うので特別なのは変わりないですよ。世界に誇る富士山と世界に誇れる世界農業遺産のこの地域。今後も発展させていきたいと思いますね。
今井:え!茨城からも富士山って見えるんですね!!地元の方達には当たり前な環境かもしれませんが、県外、そして世界から見てもこの環境と景色は特別ですよね。次世代へも景色を受け継いでいけるように農業に本気で向き合っていきたいですね。
↑7月は夏の雲が厚く富士山があまり見えません。

今井:では最後に、菊池さんが挑戦していきたい事を教えてください!
菊地:はい!現在アグベルの茨城圃場で行っている「根域制限栽培」をもっと追求し、普及させていきたいです!
今井:なるほど〜!では根域制限栽培について教えてください!
菊地:名前の通り、根っこの伸びを制限する生育方法で、普通の栽培方法よりも早期に収穫ができ、木もコンパクトで各作業手入れがしやすく初めて作業を行う人でも簡単に無理なく作業ができます。あとはシステムで管理をしやすいので常に再現性の高い生産を実現できる栽培です!!
今井:アグベルのように山梨や茨城など県内外問わず規模を拡大している生産に対して、どんな人でも管理がしやすいというのは追求しない理由がないですね!それでは菊地さん、ありがとうございました!
菊地:ありがとうございました!!!